2009年7月12日日曜日

成都、"SIM'S COZY GARDEN HOSTEL"~九塞溝へ(2)

ビザの期限がきになっていたので、すぐにう九さい溝行きのバスのチケットを手配、シムズには3日間の滞在になった。
パンダとかいたけど特に見ずに、朝早くのバスに乗るために早朝チェックアウト。
チェックインの時と同じくこおりちゃんが受け付けをしてくれて、聞いてないのにバスターミナルの行き方とか、いろいろ教えてくれた。
ほんと、中国人は優しい人はとことんやさしい。

ちょっと迷いつつ、道端の人に場所を聞きながら長距離バスターミナルに到着し、バスに乗る。
人はまばらだ。
一番うしろの、5人並んで座る席の左から2番目に座る。左には少し年上くらいの女の人が乗っていた



ここから九さい溝まで10時間。俺にとっては一つの試練が始まる。。。

中学生くらいの時から慢性的な腹痛に悩まされていた(今は悩みではないけど、邪魔な存在)



トイレに行きづらい状態になればなるほどおなかが痛くなり、痛くなったらやだな、と思うとなおさら痛くなる。

中国では電車の中にトイレがあるので行けばなおるからたいしたことはないんだけど、バスとなると身動きは取りづらいし、いつバスがトイレ休憩を取るか分からないし、正直不安だった。

とりあえず朝トイレには行っておき、出発。

最初のうちは外の風景を見ながら何事もなくすごす。


5時間後、昼休憩を取るため、バスが停車。30分くらいの休憩だった。

何かものを食べるとまたおなかが痛くなりそうで嫌だったが、食べないとそれはそれでつらいので、最小限、魚肉ソーセージと菓子パンと水を飲んだ。


バスが再出発し、30分後、やっぱりきた。

お腹がきゅいーっと。

少しだが最初はあんまり痛くないんだけど、こうなってしまうとトイレに行かない限り絶対に、最終的には猛烈に痛くなってしまうのは間違いなかった。

それさえ忘れるほどの何かが起これば治ることもあるんだけど、よっぽどのことがない限りそれは治らない。


しばらく堪えていた。


しかし、次第に痛みは強くなる。


周期的に。


いたい。


どうしよう。


どうにもならなくなる前にどうにかせねば。


1時間くらい耐えたが、冷や汗さえ出るほどに。


どうにかせねば。しかし、直接ドライバーに行く前に、隣の女の人に質問をすることにした。


ノートに、"次停車 何時?" "腹痛" "我要 手洗間"
と書いて見せると、


"分からないわ、ドライバーに伝えるべきよ"

と言われる。そうですよね。


一番後ろの席から、ずーっと前まで歩いていき、助手席に座っている男に

"手洗間!手洗間!"(シーしょうジェン、中国語でトイレ)

おなかに指を刺しながら中国語でイタイイタイ!と伝える。



なにやら運転手に中国語で伝えてくれると、10分位走ったあとに止まってくれて、こっちだと言ってトイレに連れてってくれた。

周りなどみえません。

必至になってトイレに駆け込むと、"ニーハオトイレ"

扉はなく、腰ぐらいまでの隔たり、そして自分で水を容器にくんで、勢いよく流すヤツ。


そんなものお構いなし。極限まで溜まってたものをブリーっと。(汚くてすいません)




ハー.....




おなかの痛み、寒気、すべてリセットされた。

意気揚揚とバスに戻り、女性に"謝謝"というと、"OK"

と、英語で返される。

あれ、中国人じゃないの?


と、疑問に思ったが、そのまま出発。

バスの中で彼女は中国語で日記をつけていた。

2時間くらい走ると、崖っぷちでバス停車。


外に出てみると、その先にがけに落ちかけるトラック。


それのせいで前に進めなくなってしまったのだ。


風景を眺めていると、隣に座っていた女性もバスから降りてきたので、あいさつをして、さっきはありがとうございましたと、英語で伝える。

すると、片言だけど日本語で話してきた。


聞けば彼女はマレーシア人で、ひとり旅をしていて、中国語もできるんだという。


15分くらいでトラックはショベルカーに引っ張り挙げられ、再出発。


そこから2時間くらいで九さい溝入り口にきた。


そこで降りて、彼女にありがとうというと、今日の宿は決めてるの?と言われ、予約しているので、電話すればピックアップがくるんだと伝えると、代わりに電話してくれるという。

喜んで電話番号を教え、電話してもらい、バスの待ち合い所に行くと、シムズで知り合った翔太郎さんがいた!

黄龍行きのバスチケットを会買いに来んだと言う。
これから宿に行くというと、たぶん近くの宿だから僕も乗せてってよと言われ、3人で車を待った。

そのあと迎えの車が来て、3人で乗車。
翔太郎さんの宿は予想通り真横だった。

マレーシア人のその人と宿に入り、結局その人も一緒にチェックイン。ドミトリーだったので、同じ部屋になり、夕飯もつれっていってもらい、中国語のメニューを英語で説明してもらったりしてとても助かった。


九さい溝の夜はとても寒い。

2 件のコメント:

  1. 誕生日おめでとう

    こっちはえらく暑いです
    寒そうなそちらがうらやましい

    これからどんどんもっと旅を続けて立派な大人へと整腸していって下さい

    更新を待っております

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  2. ありがとう!

    この話、一月前のことです。

    今、タイ入りました。

    整腸、したいですね。腸を整える、是非整えたいですね。

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