2009年7月15日水曜日

成都、"SIM'S COZY GARDEN HOSTEL"~九塞溝へ(3)

九さい溝一日目。

ゲストハウスには、電気毛布が敷かれるほど朝晩は冷える。

しかも今朝は小雨。

結局9時頃おきて、寒いながらも外の様子を伺う。



あ~あ、これじゃ写真取る気も起こらないな。



そんな風に思いながらも、歩いて10分くらいの九さい溝入り口へ。

ユネスコ世界遺産、国を挙げての一押し自然公園だけあって、入り口は無駄に広く(というか、中国は基本的にどこも広い)、花がいたるところに飾られていた。

翔太郎さんが、「なんとなーく、入り口の脇から入れば、200元(1元約14円)払わなくても入れたよ」とは言っていたものの、警備員が立っている脇、なんとなく入る度胸などなく、空も晴れてきたし、時間ももったいなく、ご丁寧に3元の保険まで入って正々堂々入場。


最初はバスに乗せられ、公園の奥地まで連れて行かされる。結構長い、バスで20~30分で奥地に到着。

途中にぽつぽつと、しかし目を見張るように美しい湖が行く地もあり、各地点でバスに乗ったり降りたりして観光するシステムということを理解する。
途中、手を上げてバスを止め、乗車してくる客がいた。乗員はバスチケットを確認するそぶりがなかった。
そういえば、翔太郎さんも、チケット買わなくても乗れるといってたのはこういうことか。


終点から、一人歩き始め、観光スポットを目指す。

標識に沿って進むと、はじめに目にした湖は、小さいけど最高に鮮やかな湖だった。


こんなの見たことない。


カルシウムが何やらこんな色にしてるらしいんだけど、理屈云々ではなく、やっぱり人のてが入っていない自然の美しさには背筋をぞくっとさせられる。

次に、バスに乗り少し降りて、別の湖を見る。

とにかく水が超綺麗で、青い。蒼?宝石のように青い。そしてその中に、地殻変動のせい(だっけ?)で倒れた木が何本も倒れていて、湖の中に見えている。

それがまた神秘的な美しさをかもし出していた。




バスで下るのをやめ、誰もいない道を一人歩く。

水が流れる音と、鳥や虫の音のほかには、僕の足音しか聞こえない。


気分最高。


空も綺麗に晴れた。


歌を歌いながら。


しばらくそんな風に歩いてると、物売りのおばちゃんに「そっちから行っちゃダメだよ(たぶん)!」って言われるが、標識も立ってないし、「ちょっとだけ!」とおもきし日本語で叫ぶ。


たいしたこたぁないと思いながら、気にせず歩いてると、なにやら叫び声が。

歩いてきたほうを見ると、九さい溝自然公園のオフィシャルと思われるジープから背広の男が降りて、「戻って来い!(たぶん)」と叫んでいる!

あれー!とおもって、思わず戻るが、そもそもそんな入っちゃいけないんなら、標識くらいおいといて欲しいと逆に不満に思いながらすたすたと戻り、ノートに「進入禁止?」などと書きながら、「我是日本人」と中国語で話しかける。

何か話しかけられるが、よくわからず、結局そのジープに乗せられる。

なんだよーとか思いながら乗ってると、湖のほとりでとまると、写真を撮るジェスチャーをとりながら「写真とってこい(たぶん)」と言ってくれた。

わざわざ観光スポットでとめてくれたのだ。

「シェイシェイ!」といって、写真を撮りに行き、また戻り、再び降りていくと、観光客用バスのところまで連れてってくれた。

笑顔で手を振ってくれた。

結局、中国人、親切な人は本当に親切なのだ。

立ち入り禁止のところに忠告無視で入っていった外国人を、いちいち写真を撮らせるために止まってくれたり、そんなんうれしいじゃないか。


その日の最後はとても美しい滝まで行ったけど、途中で日が傾いてしまったので、次の日はそこからスタートして、再び一日かけて周った。

(九さい溝のチケットは2日使える)

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