2009年4月4日土曜日

煮え切らない日々


意識してそうしてるつもりじゃないんだけど、AM.4:00に寝て、P.M.0:00に起きる生活にはまってしまった。


会社に行ってた頃は毎日憂鬱で、寝る前も次の日のことばかり考えて、夢の中までひきずって、常にストレスを感じる生活を続けていた。

いまはそのストレスから解放され、言ってみれば日常的に感じるそれは皆無だ。


しかし、悩みやストレスは言わば順番待ちをしているような物で、前まで苦しんでいたそれらから解放されると、2番目に待っていたそれらが日に日に膨らんでくる。


今はどうにも気持ちよく消化できない旅の準備の細かい物にもやもやしている。


とくに今は、確実に人と話す時間が減ったために妄想が一人歩きして、いらぬ心配まで涌いてくる。


なによりもおばあちゃんの容態が困った。

親父がしきりに「どうすっかねー」と言葉に詰まっちゃう気持ちもなんかわかる気がする。



82歳で、糖尿病、腎臓も肝臓も悪い。

アミノ酸の数値が低くて、一時的な認知障害を起こして、ある朝急に起きてこなくなり、救急車で搬送。
命に別状はないが、認知障害がしばらく続く。

数日後回復し、退院。

俺も会社が有給休暇に入り、家にいるようにしていた。

はじめは寝ている時間が多かったが、10日ほど経ち、縫い物ができるほど回復して来た。


しかし、歩くには杖を使わないと容易ではなかった。


俺はおばあちゃんが回復して来ていたこともあり、外出が増え始める。


ある土日、俺はまるまる家を空けて遊びに行った。


帰って来たら、おばあちゃんは俺がいない間に転んで足を痛めたらしい。


次の日の朝、お母さんが病院に連れて行くと、そのまま入院してしまった。


右足大腿骨骨折。


太ももだ。


後日、先生との相談の結果、高齢での大腿骨の手術は大量の血液を必要とする上、全身麻酔を必要とするらしい。

そして麻酔科の先生によればおばあちゃんの場合での全身麻酔は99%無理だそうだ。


大きな骨には膨大な血管が通っていて、これからも透析や輸血などしながら骨の自然治癒を待つしかないらしい。


ってゆうか、多分もう歩けない。


でさらに母親は、こういった場合、これからどのくらい、もつのか、聞いてきたようだ。

1年くらいだそうだ。


それを聞いて俺が最初に思ったのは、旅から帰ってくるまでには間に合うかもしれないということ。


今日、お母さん少しだけ帰るのが遅かった。
もしかしたらお母さんは泣いてたのかもしれない。


涙が出ます。あまり考えないようにしていたけど、俺がそのとき家にいたらとか。
そのときの状況を俺は母親に聞けない。

「健朗がいてくれれば」

だなんて、その気がなくても言われるのが怖くて。



今日、お見舞いに行ったら、

「早く(旅に)言っておいで」

と言ってくれた。


元気そうだった。


看護婦さんに足の位置を変えられる時の痛みに歪む顔は見れなかった。

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