西安を後にし、電車で24時間、成都に向かった。
いいかげん、電車には慣れたが、とにかく24時間回りは中国人だらけだと、日記と読書だけではどうしても暇になる。なのでただただ外をながめている。
生徒に到着したのは朝の6時。駅の外に出ると、予約していたゲストハウスのネームプレートを掲げたおっさんが立っていた。
駅前で客寄せタクシーなどにのって、まんまと追いはぎに会うことがあるいう話を何度も聞いていた俺は、危機感を察知し、まさかそんなうまい具合にピックアップ来てねえだろうと思って、歩いて宿へ。
そんな遠くないだろうと思っていたが、中国の地図のスケールは日本とはちょっと違った。
結局重いバックパックを持ったまま30~40分歩いて何とか到着。
へとへとになりながらレセプションにつくと、かわいらしい女の子が「スズキサンですか?」と声をかけてきた。驚いて、「あ、そうです。」と答えると、「ナニできましたか?」とき聞かれたので、「歩いて」と言うと、「歩いて?!」と驚かれてしまった。
どうやら西安の友達が予約してくれたときにピックアップの話もあったようなのだが、俺が疑いすぎてしまったようだ。
朝早かったので、部屋が用意できていないので、庭で待っててくださいと言われたので、奥に言ってみると、とても開放的で、素敵な庭があった。
ビリヤード代や卓球台も置いてあり、とても居心地のよさそうなところだ。
昼寝をして、少しに庭でゆっくりした後、一人で夕食を済ませ、また庭の横の竹のような素材でできたリラックスチェアで休んでいたら、すぐそばで休んでいた男の人に話しかけられた。
金さんといって、仕事でシムズに来ているそうだ。
その後金さんに連れられ、シムズのバーの中二階に行くと、ほかの日本人の男の日と3人と、今朝受付をしてくれた女の子が話していた。
そこで九さい溝の情報を聞いたりして、少しだけ話をした後、下に下りて、卓球をした。
受付をしてくれた女の子は、夜勤の仕事らしく、11時過ぎに仕事に行き、その後も日本人5、6人と、欧米人とで朝の4時くらいまで卓球やビリヤードで遊んでいた。